一般的な窓ガラスの値段の違いは、同じ材質であればサイズに比例して変化してきます。ガラスは技術の進歩によって、均一な厚みの大きな板ガラスとして製造することが出来るようになりましたが、いったん出来上がった窓ガラスの扱いについていえば、大きいものほど大変であることにかわりはありません。小さな窓ガラスなら簡単に持ち運べるところが、大型のガラスになれば特殊な機材によって固定しなければ、容易に持ち運ぶことはできないのです。ガラスは衝撃に弱く、巨大化によって重量が増したものは特に扱いが難しくなることも、原因のひとつといえるでしょう。
こうしたこともあって窓ガラスの価格の違いはサイズによって変わってくることになります。大きさが倍になれば価格もほぼ倍になると考えれば、だいたいの目安となるでしょう。
また、ひとくちに窓ガラスといっても、その機能や形状は多種多様です。窓ガラスには遮音、断熱、防犯、防災など、その目的に応じた機能が備わっているものがあるからです。このことも、窓ガラスの価格に大きな影響を与えます。同じサイズの窓ガラスであっても、それが通常のガラスなのか、防犯ガラスなのかによって、価格には大きな開きが生じるからです。
川崎硝子修理緊急受け付けセンター
通常の窓ガラスは、一般的な3mm厚の通常サイズが10000円強といったところです。目隠し効果のあるすりガラスも、一般的なものであれば同程度の値段です。
ところが二枚のガラスを合わせたペアガラスとなると、途端に値段は倍くらいになります。もっともサイズも大きなものが多いので、実際に単位サイズで比較した場合は大きく変わりません。
しかしさらに高断熱や防音、強度強化加工などの高い機能性が加えられた窓ガラスになっていくと、値段はかなり違ってきます。通常のガラスの10倍程度、単位面積で比べても5倍くらいの高機能ガラスもあるほどです。ここまでくると窓ガラスは高級家具のようなものであると言えます。